浮(うかぶ)

「行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、ひさしくとどまりたる例なし」(方丈記)人は、時として苦しい境遇に陥ることがあります。しかし、そこに永くとどまることはありません。その思いを尺八の五重奏で表現した作品です。
(1987年作曲)(尺八5)