「一管に日本の心を求めつづける」

野村峰山プロフィール

野村峰山

 父の手ほどきで尺八を学び、鈴木鶯山師、坂鋼山師の指導を受け、のち初代山本邦山(人間国宝)に師事。1975年、高校在学中に第1回都山流尺八本曲コンクール全国大会にて金賞受賞。都山流尺八准師範、師範検定試験共に首席登第。NHK邦楽技能者育成会22期卒業後尺八演奏家を志す。
 尺八ソロリサイタルや、野村祐子(箏)とのジョイントリサイタル、峰山会「竹の響きシリーズ」文化小劇場芸術公演などを開催。小松長生指揮「ノヴェンバー・ステップス」や、ヴィバルディ「四季」、山田和樹指揮、文化庁「本物の舞台芸術体験事業」に尺八ソリストとして演奏のほかオーケストラとの共演多数。世界尺八フェスティバル「2008年シドニー・2012年京都・2018年ロンドン」に招待演奏。チェコ・プラハ国際尺八フェスティバル2017に招待演奏、リサイタルを開催、マスタークラスの指導。また、作曲、NHKTVドラマ演技指導や、「野村正峰作品展」「山本邦山作品集」をはじめとするレコーディングや、放送、「野村峰山作品集」「Hozan Quartett 尺八七変化」などのCDを発刊、以後続編制作に取組中。

日本尺八演奏家ネットワーク 飛沫検証報告

受賞歴

 平成6年度文化庁芸術祭賞、愛知県芸術文化選奨文化賞、都山賞、平成26年度文化庁芸術祭レコード部門優秀賞、令和2年芸術選奨文部科学大臣賞受賞など多数受賞。2024年紫綬褒章受章。

現在

 愛知県立芸術大学・名古屋芸術大学非常勤講師として将来の音楽家を目指す後進の育成に努めている。
東京藝術大学音楽学部邦楽科尺八専攻元非常勤講師。
公益財団法人都山流尺八楽会竹琳軒大師範、副道場長、本曲講士、検定員、試験問題作成委員(2017~18年)、現代邦楽作曲家連盟会員、日本三曲協会会員、愛知芸術文化協会会員、尺八「1979」「新しい風」メンバー、都山流尺八峰山会主宰、都山流尺八峰山会「竹の新撰組」音楽監督、一般社団法人「日本尺八演奏家ネットワーク」JSPN代表理事、重要無形文化財「尺八」(各個認定)保持者。