風吹く(かぜふく)

自然現象である風には四季折々の季節を感じる名前が付けられている。
菅原道真の歌にも有名な、梅の香を漂わせ春を告げる「東風」、初夏に青葉の梢を吹きぬける心地よい「青嵐」、秋の草木を吹き分けてとおる「野分」。
この三つを選び尺八で描いてみました。 
(1994年作曲)(尺八2)